「他人に頼らないで、何でも自分でやること」と誤解する人が多いですが、
それは自立ではなく「孤立」です。
本当の自立とは、
「自分のできることは自分でやり、
自分ができないところは、他人の助けを借りることができる」
ということです。
頭の中で映像化するとわかりやすいです。
〇孤立はひとりぼっち。
〇自立はみんなの中に自分で立っています。
自分は自立してると思って苦しい人は、
みんな孤立してるのです。
『経営者は孤独だよ』とよく聞きますが
それは孤立してる経営者だけです。
鑑定していると、
多くの人が『甘えられない』と
言ってましたが、
根底の自立について誤った解釈が
広まってしまったからではないかなと
思います。
自分のことは自分でやりなさい。
は、間違ってないけど、正しくもないのです。
なんでも自分一人でやる必要はないのです。
なんでも自分一人でやろうとすると、
誰も周りにいなくなります。
疲弊して疲弊して
こんなに頑張ってるのに、
だれも分かってくれない。と
ボヤくようになります。
さらに、
周りとのコミュニケーションの取り方は
自立と孤立では顕著に変わります。
自立は助け合いの精神。
孤立は命令、押し付け。
ですから、
同じことを依頼してるはずなのに、
自立してる人には応援が入り、
孤立してる人はどんどん人が離れていきます。
常々私は、
自分の星(才能)を知ったら
相手の星(才能)も知って、
才能は借りてください。
それは相手の才能を伸ばすことですから
人に頼ることは迷惑になるのではなく、
相手の才能を伸ばすことになるので良いことなのですよ。
と、お話しています。
それでも、
人に頼ることは依存だ!甘えだ!
思いこんでる人には、
『依存症の人は、必ず人のせいにします。
〇〇のせいでということを言わない人は
依存ではなく自立していますよ。
あなたが言ってなければ大丈夫です。』
と伝えています。
自立のつもりが孤立したり
孤立が嫌で依存したり
多くの人がこの自立と孤立を似たニュアンスで捉えているので、人間関係で苦労してると思います。
是非、自立風の孤立ではなく
本当の自立を。